病気や食欲不振で上手にごはんが食べれない場合は、飼い主さんによる強制給餌(きょうせいきゅうじ)が必要になります。いざ、強制給餌をするにもフードは“何を与えればいいのか”・そもそも“どうやって与えればよいのか”飼い主さんも困ってしまいますよね?
我が家のココさんもふらつき症候群になり、半年ほど強制給餌をしていました。そこで今回は、実際に強制給餌をしていたフードの作り方と与え方をお伝えしていきます!
この記事でわかること
・強制給餌とは?
・与える量と回数
・強制給餌フードの作り方
強制給餌(きょうせいきゅうじ)とは?
病気や食欲不振の子の対し栄養を与えるためにシリンジを使い強制的にごはんを与えることを言います。基本的にはごはんをペースト状にして飼い主さんがシリンジで与えていきます。強制給餌に使用するフードは様々ですが、フードによっては食い付きが良かったり、うんちが柔らかくなることもあります。ハリネズミの体調や様子を見ながら与えるようにしましょう!
強制給餌の与え方
ハリネズミに強制給餌をする場合は、フードを食べやすい液体状にしてシリンジで与えていきます。個体差があるので与える量や回数はハリネズミの体重によって調節が必要です。ちなみに、我が家のココさんは体重450g程でした。
強制給餌の回数は1日2回~3回
ハリネズミの強制給餌は1日2回程与えていきます。
1回に食べれる量が少ない子は1日3食など、こまめに与えて栄養を少しでも多く摂れるようにします。
強制給餌の量は1回10ml程度
強制給餌の量は1回10ml程度与えていきます。
10ml程度の強制給餌以外にも、お水も飲ませてあげましょう。我が家の場合はフードとお水(7ml程度)を交互に与えていました。
ハリネズミには10ml~12mlのシリンジがおすすめです!
シリンジを使う注意
強制給餌をする度に、洗剤等でシリンジを洗っていると滑りが悪くなり新しいものに取り換えなければなりません。シリンジの滑りが悪いと、適量を与えることが出来なくなってしまいます。突然、たくさん出てハリネズミのお腹を汚してしまうことも…
そこで!病院で教えてもらったのが、水洗い+オリーブオイルorワセリンで滑りを良くする方法です!この方法にしてから、1本のシリンジでもだ長持ちするようになりました。
強制給餌フードの作り方
いろんなフードで強制給餌を試しましたが、結果的にはハリネズミフードで作る方法がうんちの状態が良く1番良かったです。(ミルクを与えるとお腹が緩くなることもありました。)
強制給餌の基本のフード
強制給餌に使用するフードはなるべく高たんぱく高カロリーの栄養価の高いものを選び、うんちの状態が悪い場合は繊維質多めのフードを与えるようにすると良いです。
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強制給餌に必要なもの
1食分の用意するもの
・ハリネズミフード30g
・水15ml~30ml
・ミルorすり鉢
・茶こし
・綿棒
フードの作り方
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1ハリネズミフードを細かくする
ハリネズミフードをミル(すり鉢)で細かくしていきます。
このミルは丸洗い出来るので、強制給餌ではとてもお世話になっていました。1分程ミルで砕きました!
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2砕いたフードに水を足し、茶こしでこす
使用している綿棒と茶こしは100均にて購入しました。
砕いたフードに水を少しずつ足していきます。
ポイント
茶こしでこすことでシリンジで吸い吸いやすくなり、出しやすくもなります。
茶こしを使用しない方法もやってみましたが、固形物が邪魔をしてシリンジで吸い上げることができませんでした。
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3フードにとろみが出たら完成!
フードに適量の水を足しながらこすと、とろみが出てきます。サラッとした方が与えやすい場合は水の量を多めにします。
我が家はしっかり栄養を与えたいのでトロっとした状態で与えていました。
30gを水で溶いて約1食分になります。
日によってミルクやササミパウダーを入れて飽きないようにしていました。
最後に
強制給餌は出来ればしたくありませんが、いざという時のは必要不可欠です。
知っていて損はないので覚えてくと役に立ちます。
困っているハリちゃんや飼い主さんの参考になれば幸いです。
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