愛するハリネズミが亡くなった時、喪失感と悲しみで飼い主さんも落ち込んでしまいますよね。しかし、ハリネズミをお見送りすることが飼い主さんとして最後にできる大きな役目でもあります。実際に我が家のハリネズミのモネちゃんも先日、4歳5ヶ月でお空に旅立ちお見送りをしました。(あまり考えたくない話ではありますが)そこで今回は、ハリネズミは亡くなった時の対応についてお伝えします。
この記事でわかること
・亡くなる前の予兆
・亡くなった直後にするべきこと
・ハリネズミの供養の方法
愛するハリネズミのためにも知っておいて損はない話なので頭の片隅にあればうれしいです。
もしもの時のために、実際に亡くなる前の予兆もお伝えしていきたいと思います!
※死後の様子も載っているため苦手な方はご注意ください。
-
参考たくさんの幸せをありがとう…モネちゃん(4歳5ヶ月)お空へ旅立ちました
続きを見る
亡くなる前の予兆
ごはんの量が減る
ごはんを食べなくなります。モネちゃんの場合は亡くなる前日からフードを食べることはなくなり、ミルクで栄養を賄っている状態でした。
排泄物の形状と臭いの変化
排泄物がツンとキツイ臭いになります。経験からこの臭いを感じると1ヶ月以内に旅立つ子が多いです。おそらく、消化器官が上手に機能していないので消化できていないのだと思います。
モネちゃんは亡くなる3日前から緑のうんちをするようになりました。
寝床の場所がいつもと違う
亡くなる前は部屋の外で野良寝することが多くなります。モネちゃんは亡くなる前日から部屋に戻ることはありませんでした。先代のルーちゃんもホイールの下で過ごすことが多くなっていました。
呼吸
呼吸が浅くなり、体が小刻みに動くようになります。この時はなるべく負担のかからない体勢にしてあげましょう。亡くなる直前には口呼吸に変わります。
亡くなった直後にすること
大切な家族が旅立ちショックな気持ちは抑えきれませんが、飼い主さんとしてしてあげられる最後のお世話です。『ありがとう』の気持ちを込めてお見送りの準備をしてあげましょう。
身体を綺麗に拭く
ハリネズミも息を引き取った時から身体の死後硬直が始まります。なるべく早めに身体を拭いて、キレイな状態にしてあげましょう。我が家はいつも使っているウエットティッシュで拭きました。
この時、ハリネズミの好きな体勢や向きにしてあげることをおすすめします。
爪切り
これは私が個人的にやっているだけですが、お空でも楽しく走り回れるように爪を切って整えてあげるようにしています。こちらも死後硬直が始まる前の方が爪切りもしやすいです。
安置
ハリネズミの安置には発泡スチロールを使用し、臓器をなるべく冷やすように保管します。最後は十分な食事やお水が飲めない場合もあるので、フードやお水を一緒に添えてあげると良いです。
冬場であれば冷えるところで安置が可能ですが、供養までに日にちが掛かる場合は冷蔵庫に入れるなどして身体を冷やすようにしましょう。
ハリネズミの供養方法
ハリネズミの供養は一般的に火葬か埋葬の2種類になります。お住まいの環境に合う方法で行いましょう。近所の公園など、所有地ではない場所に埋葬した場合は不法投棄となり罰せられますのでご注意ください。
火葬の場合はお住まいの市域にペットの火葬場があるのか、もしくは出張火葬のエリア内で対応してくれる葬儀屋さんを探します。
ハリネズミ ○○区 ペット 葬儀
こんな感じで検索しました!
埋葬(土葬)
埋葬とは土の中に埋めて弔うことを言います。長い時間を掛けてゆっくり土に還す方法です。そのため、埋葬をするには引っ越す予定がないことが大前提となります。また、埋葬時は他の動物に掘り起こされてしまわないように深めに穴を掘り、目印となる墓石などを置くようにしましょう。
プランター葬
植木鉢などに埋葬するプランター葬も考えましたが、ハリネズミの大きさに対してかなり大きな植木鉢が必要となります。正直あまり現実的な方法ではないかと思います。
火葬
火葬とは遺体を焼却して、残った遺骨を葬ることを言います。一般的に葬儀場への持ち込み、もしくは火葬車による出張火葬となります。火葬にも何種類かパターンがあるので詳しくお伝えしていきます!
火葬のパターン
火葬にも合同火葬・個別火葬・出張火葬などの種類があります。飼い主さんの考え方によって様々なので、納得のいく方法を選びましょう。ハリネズミの場合、小動物プランになりますが葬儀屋さんによっては体重で金額が異なることがあります。葬儀の依頼をする場合、葬儀内容と価格帯はしっかり確認するようにしましょう。
合同火葬
名前の通り、他のペットと共に火葬する方法です。こちらは葬儀場以外市町に村でも行っていることがあり、費用も2500円前後と抑えることが出来ます。市町村の合同火葬にする場合は飼い主さんが市町村へ連絡し、業者さんが引き取りに来てくれます。しかし、合同火葬はお骨の返却は不可能のためお骨を近くに置いておきたい方にはおすすめできません。
個別一任火葬
個別一任火葬とはハリネズミを葬儀屋さんに預けて、個別で火葬する方法です。葬儀屋さんにすべてお願いする形になるので立会や納骨はできませんが、後日お骨の返却があります。
お骨を身近に置いておきたい方には良いかもしれません。
個別立ち合い火葬
個別立ち合い火葬とはハリネズミ1匹ためだけに、個別火葬からのお骨上げまですべてに立ち会うことができる火葬方法です。最後までしっかりお別れがしたい方におすすめです。お骨は当日持ち帰ることが出来ます。
個別立ち合いは葬儀屋さんへ連れて行く持ち込みパターンと火葬車で自宅まで来てもらう出張パターンがあります。出張個別火葬に関しては対応エリアが決まっている場合も多いので、お住まいのエリアに対応しているか確認するようにしましょう。
実際の出張個別火葬の流れ
我が家は先代のハリネズミからずっとお世話になっている葬儀屋さんを利用しています。毎回、同じ担当の方が来てくれるので家族のことも理解してくれていて安心します。
step
1葬儀屋さんに予約
依頼するペット葬儀屋さんに電話で予約をします。この時に希望の日時と住所、動物の種類、体重などを聞かれます。
▼
step
2当日は自宅で待ち合わせ
予約時間頃になると電話が掛かってきます。葬儀屋さんとのやり取りは基本的に電話になるので、すぐに対応できるようにしておくとスムーズです。葬儀屋さんと合流し、駐車場スペースを確保して葬儀の準備をしていきます。我が家は駐車スペースのないマンションのため、近場のコインパーキングに止めて頂きました。
▼
step
3お別れの準備
ハリネズミの周りにお花を飾り、お手紙や好きだったごはんを添えます。タオルや箱は一緒に燃やすことはできないので気を付けましょう。
葬儀屋さんからの指示に従い、お線香をあげてからハリネズミの口元にお水を付けます。(亡くなる前は満足に水分を摂れていないため、お水を与えるそうです。)最後のお別れをし、一礼をしてから出棺となります。
▼
step
4出棺~火葬
出棺をして扉を閉じます。『火葬が終わりましたらご連絡します』と伝えられ、その間は一度自宅へ帰ります。ハリネズミは大体1時間ぐらいで火葬から冷却が終わるそうです。実際に1時間10分後ぐらいに連絡が来ました。
▼
step
5納骨
火葬されたお骨はあらかじめ分けてくれています。骨壺に手足⇒骨盤⇒尾骶骨・背骨⇒喉仏⇒下顎⇒頭蓋骨と順番に納めていきます。納めたお骨はお骨袋に入れて渡されます。
モネちゃんはふくふくさん(わがままボディ)だったため、喉仏がキレイに出ました!葬儀屋さん曰く、小動物は身体が小さくあまりで出てこないそうです。
▼
step
6お支払い
最後に葬儀屋さんへ葬儀代を支払います。コインパーキングなどに駐車場をしている場合は駐車場代を加算しての金額になります。出張火葬の場合、現金のみのところも多いので気を付けましょう。
ハリネズミの法要
ハリネズミを供養した後には法要があります。実際に初めてハリネズミを見送った時、初めて法要について調べました。あくまでも人間の法要ベースになりますが、しっかり供養してまた生まれ変われるようにお祈りします。
初七日
亡くなってから7日目を初七日(しょなのか)と言います。お空では、生まれ変わるための試練を7日に1回受けることになります。初七日は初めての試練の日になるので、飼い主さんも無事に乗り越えられるようにお祈りします。
四十九日
たくさんの試練を乗り越えて、最後の7回目の試練を迎えます。この結果次第で、来世が決まると言われています。生まれ変わったらまた会えるように、お花や好きなフードをお供えします。
まとめ
ハリネズミが亡くなった時のまとめ
・死後は早めに身体を拭き、身体を冷やして安置
・供養の方法は埋葬か火葬
・火葬はプランが様々なので納得のいく方法を選ぶ
いかがでしたか?少し重たい内容になりましたが、今回はハリネズミの供養の方法をお伝えしました!我が家のモネちゃんもお空に旅立ちましたが、先代ハリネズミのおかげで冷静に対応することができました。
いつかは来る悲しいお別れ…その時の参考になれば幸いです。